天理大学連携講座~人文学へのいざない~
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開催日時 |
第1回:5月24日(土)13:30~15:30 |
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申し込み期間 |
2025年3月10日(月) 〜 2025年6月14日(土) |
開催場所 | 大阪市立阿倍野市民学習センター |
参加費 | 無料 |
講師 | 第1回:小田木 治太郎(歴史文化学科教授)/第2回:髙森 淳一(心理学科教授)/第3回:深谷 耕治(宗教学科講師)/第4回:種村 理太郎(社会福祉学科准教授)/第5回:田中 梨絵(社会教育学科講師)/第6回:鳥谷 善史(国文学国語学科教授) |
対象 | どなたでも |
定員 | 60人(多数抽選) |
申し込み方法 |
・インターネット 第1回「ユーラシア草原の騎馬民族と正倉院宝物」の申込はこちら 第5回「奈良町の町家―人の営みが歴史と建物をつくる」の申込はこちら 第6回「関西弁の今-若者の否定形式「~ヤン」を中心に-」の申込はこちら ・来館:抽選結果をお知らせするはがきをお持ちください ・往復はがき:往信はがきの裏面に①名前 ②住所 ③電話番号 ④講座名(例:第1回「ユーラシア草原の騎馬民族と正倉院宝物」)を明記の上、阿倍野市民学習センターまでご送付ください。 【各回締切日】※すべて必着 |
お問い合わせ |
大阪市立阿倍野市民学習センター 〒545-0052 大阪市阿倍野区阿倍野筋3-10-1-300 あべのベルタ3階TEL:06-6634-7951 |
備考 |
第1回「ユーラシア草原の騎馬民族と正倉院宝物」
ユーラシア草原に展開した遊牧騎馬民族は、農耕を基盤に発展した中国文明・中国王朝とは相容れず激しく対立しました。地上最大の建造物である万里の長城はその抗争による産物です。しかし一方で、実はさまざまな交流も行われました。わが国が世界に誇る正倉院宝物の中にも両者の交流が現れています。モノを通して世界を俯瞰してみましょう。
第2回「直観の心理を知ろう:あらたな無意識」
現代の心理学では、こころの働きの大部分がバックグラウンドで行われている、つまり無意識であることが、明らかとなった。この無意識は、精神分析でいわれる動物的衝動とは、ほとんど関係がない。講座では、あらたに明らかとなったこの無意識の働きを紹介し、いい加減なものだと思われてきた「直観」について、捉えなおしてみたい。
第3回「和辻哲郎『古寺巡礼』を読む」
和辻哲郎は、大正7年(1918)5月に奈良を巡り、『古寺巡礼』という旅行記を記しました。その瑞々しい文章は多くの人を惹きつけ、人々を奈良・大和路へと誘っています。また、和辻は他の論文で仏像などの東洋美術の読み解き方についても論じています。本講座では、和辻の文章を案内役として奈良旅行に出かけた気分で日本文化について考えます。
第4回「社会福祉とボランティア活動」※
1995年1月阪神淡路大震災に伴う救援に、多くの民間人がボランティアとして活動に参加しました。そのためこの年を、ボランティア元年と呼びます。しかし、ボランティア活動は、資金不足や人材不足、専門性の欠如など、課題もあります。この要因は、ボランティア活動は社会福祉ではないからです。この両者の違いについて、お話しをすすめていきます。
(講師変更のお詫びとお知らせ:都合により、松原浩一郎教授に代わりまして種村理太郎准教授が担当いたします。講師変更による内容の変更はございません。すでにお申込みいただいているみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞご了承くださいますようお願い申し上げます)
第5回「奈良町の町家―人の営みが歴史と建物をつくる」
歴史は人の営みの積み重ねによってつくられるといいますが、建物も同じように人の営みのなかで形作られてきました。日本の伝統的な都市型住居といわれる町家、奈良市の旧市街地である奈良町でも江戸時代末期から昭和初期の町家が受け継がれています。本講座では、歴史の視点から奈良町の町家をみなさんと一緒に紐解いていきたいと思います。
第6回「関西弁の今-若者の否定形式「~ヤン」を中心に-」
2023年に本講座で「大阪弁の今」として『関西弁事典』から大阪弁の特徴や関西共通語化についてお話ししました。その後、関西の大学生へのアンケート調査結果から「関西若年層の否定形式「~ヤン」その後-その流入と流入後の伝播状況-」(『山邊道』、天理大學國語國文學會、2024)を公刊しました。今回は、その調査結果を中心に関西弁の実態や変化の要因に迫りたいと思います。